乳酸菌でインフルエンザを予防

秋から冬の間に流行するインフルエンザは、一度かかると高熱や下痢などに悩まされる大変おそろしい感染症です。
効果的な予防対策としては、ワクチンの接種やマスクの着用、人ごみを避けるくらいのもので、それ以外には有効な手段がほとんどありません。
しかも、ワクチンの接種は新型ウイルスには効果がないため、気休め程度にしかならないという問題も。
しかし最近、インフルエンザを予防するもう一つの手段が注目を集めています。

・乳酸菌でインフルエンザを予防
ワクチンやマスクよりも、まず大切なことはインフルエンザにかかりにくい体質に改善すること。
そこで、人間の体内で免疫力をアップさせる「乳酸菌」にスポットライトが当たりました。
具体的には、腸内に住む無数の乳酸菌が、悪玉菌を減らして腸内環境を整え、全身をくまなく監視している免疫細胞をサポートし強化します。
免疫細胞は別名「ナチュラルキラー細胞」と呼ばれていますが、ナチュラルキラー細胞が正しく働くことで、体内に侵入したインフルエンザウイルスが暴れないよう、未然に阻止してくれるのです。

・インフルエンザ予防効果の高い乳酸菌
ヨーグルトでおなじみの「R-1乳酸菌」は、多糖体を大量に生成し、ナチュラルキラー細胞を活性化します。
また、「1073R-1乳酸菌」も同じく、ナチュラルキラー細胞を活性化・増強させる作用があり、インフルエンザの罹患リスクを減らす効果が実験によって裏付けられています。
R-1乳酸菌・1073R-1乳酸菌はそれぞれヨーグルトなどの製品として販売されており、誰でも気軽にインフルエンザの予防策を講じることができます。
乳酸菌は整腸作用だけでなく、免疫力をアップしてナチュラルキラー細胞を活性化させる力も備わっています。

乳酸菌は1つではほとんど力がありませんが、たくさん集まることでインフルエンザのような強力な感染症にも対抗できるのです。
寒い季節には乳酸菌でインフルエンザ予防をしていきましょう。