10代の頃は何ともなかったのに、年をとってからお腹の調子がどうもおかしい、という方が多くみられます。
10代から20代、20代から30代と人間の体はだんだん衰えていきますが、腸内環境のトラブルには「加齢」「ストレス」「ライフスタイル」が関係しているといわれています。
・加齢による乳酸菌の減少
乳酸菌は腸内で悪玉菌と戦うことから、別名「善玉菌」とも呼ばれています。
この善玉菌は、加齢とともにだんだんと減少し、悪玉菌を駆逐することができなくなっていきます。
年をとってくると内臓機能が低下するため、善玉菌の活動状況が悪くなり、悪玉菌優位の環境が出来あがってきます。
衰えつつある腸内にストレスや食生活の乱れが加わることで、本格的に悪玉菌がのさばり、腸内環境の乱れを招いてしまうというわけです。
・ストレスによる乳酸菌の減少
現代人にとって深刻な問題であるストレスは、体の中にある自律神経に影響します。
自律神経がストレスを感じると、悪玉菌の増殖を招き、腸内で活動していた善玉菌を減少させてしまいます。
ストレスが多い時ほどお腹の不調を感じるのには、きちんとした理由があるのですね。
・ライフスタイルによる乳酸菌の減少
不規則な生活習慣や偏った食生活が、悪玉菌を増殖させる原因になることも。
たとえば極端に短い睡眠時間は、自律神経に悪影響を及ぼし、先ほど紹介した悪玉菌の増殖を招く可能性があります。
好きなものだけに偏った食事も、肝心の乳酸菌を摂取せず甘いものや油ものだけ摂っていると、腸内で働ける乳酸菌が不足し、悪玉菌が増える一方に。
日本の伝統的な和食には味噌やしょうゆなど豊富な乳酸菌食品が使われていますが、朝はシリアルだけ、野菜ジュースだけといった偏りが逆に健康への悪影響になる場合もあるのです。
乳酸菌が体内に不足すると、さまざまな健康問題が生じてきます。
体調を整え、毎日気持ちよく過ごすためにも、食事やライフスタイルなどを見直して、積極的に乳酸菌を取り入れるようにしましょう。
乳酸菌の満足度ランキングを参考にしてサプリメントから摂取するのもおすすめです。