赤ちゃんを授かりたい方のための「妊活」は、体を冷やさないこと、ホルモンバランスが乱れないよう生活習慣を整えることなどが一般的に行われています。
しかし実は、ホルモンバランスや体温だけの問題ではなく、体にしっかりと栄養を付けることも重要な要素。
意外にも、ヨーグルトに多く含まれる「乳酸菌」が、妊活をサポートしてくれるといわれています。
・乳酸菌と妊活
妊活と同様に、発酵食品やキノコなどを食べて体の内側から体質を改善をする「菌活」も流行っているようです。
乳酸菌がそのまま妊娠の確率を上げるわけではありませんが、乳酸菌は葉酸や亜鉛など妊娠に必要な栄養素を吸収するために、腸内環境を整えてくれます。
つまり乳酸菌とは、吸収した栄養をもとにして妊娠しやすいよう、体の中を整えてくれる心強い味方というわけですね。
乳酸菌は体の中に住みついている常在菌ですが、悪玉菌など悪さをする菌たちに圧倒されて、数が激減しやすい力の弱い菌でもあります。
そのため、腸内環境を整えたい方は乳酸菌をヨーグルトなどの食品やサプリメントなどから定期的に摂取して、体の中に補ってあげなければなりません。
ちなみに、腸内環境が整うと免疫力がアップして体調不良が改善されるので、風邪などの病気を寄せ付けません。
便通も良くなり、むくみや膨満感などが解消され、老廃物の溜まりにくい体へと改善していくこともできますよ。
・乳酸菌はバリアになる
乳酸菌を摂ると、胃腸などの消化器官に溜まる悪玉菌を退治してくれるので、慢性的な不調も改善されていきます。
30代から40代にかけて妊娠・出産を考えている方は、妊娠した際に体調不良を抱えていると、子どもの成長と体調不良を同時に対処しなければなりません。
事前に慢性的な不調を治しておくことで、妊娠中の負担も減らすことができるのです。
人工的な薬に頼らず、天然の菌の力で体の中から健康を目指していきましょう。
乳酸菌はヨーグルトなどの食品からだけなく、サプリメントから摂ることも可能です。
毎日の習慣として、ぜひ菌活を始めてみてはいかがでしょうか。