カルシウム

乳酸菌ガゼリ菌の特徴

私たちの健康をサポートしてくれる乳酸菌には、未だ発見されていないものも含めて、非常に多くの種類が存在しています。
中でも最近話題を集めているのが「ガセリ菌」です。

・ガセリ菌がもたらすメリット
日本人の体質によく合うといわれるガセリ菌は、元来生命力が強いため、生きたまま腸に住みついて悪玉菌と戦います。
かつて行われた実験では、1ヶ月半ものあいだ腸内にガセリ菌が留まり続けたという結果もみられました。
多くの乳酸菌は腸内に到達する前に胃酸や胆汁の影響を受けて死滅してしまうので、たくさん摂取しなければ整腸作用が現れにくいとされています。
しかし、ガセリ菌は人間の腸に定住しやすい性質を持っているため、腸内に留まり続けて悪玉菌を排除し、免疫力を強化。
流感の代表であるインフルエンザウイルスなど、強力な感染症を寄せ付けない体づくりをサポートします。
最近の研究では、カルピス社が保有する「ガセリ菌CP2305株」という種類にはストレスを軽減し、心の安定に貢献する力があるとされています。
人間の体はストレスレベルが上がると腸内環境が乱れやすくなり、便秘や下痢などにもかかりやすくなります。
しかしガセリ菌CP2305株をはじめとする、ストレスを軽減する乳酸菌を摂取することで、腸内環境が乱れにくくなり、同時に心身の調子も整っていくということです。

・乳酸菌製品の摂り過ぎには要注意
ガセリ菌が健康に良いことは分かりましたが、だからといって乳酸菌飲料やヨーグルトの摂り過ぎには注意が必要です。
ヨーグルトや乳酸菌飲料にはたくさんの糖分が添加されており、それらを摂り続けると糖分の過剰摂取を招くおそれもあります。
また、乳酸菌の摂り過ぎでもお腹が緩くなる可能性があるため、体調に配慮しながらの摂取を心がけたいところです。

ガセリ菌はまだ未解明な部分も多い乳酸菌ですが、健康をしっかりとサポートしてくれる心強い善玉菌です。
ストレスや感染症への対策には、ヨーグルトなどから適度に取り入れていくのが良いでしょう。

サプリメントで摂取したい場合は乳酸菌サプリランキングを参考にすると良いでしょう。